メールの不達・遅延の原因には以下の理由が大きく関連しています
・ISP(インターネットサービスプロバイダ)や携帯キャリアによる大量配信サーバへの配信制限(ブロック)
・ISPや携帯キャリアによるUserNotFoundやDomainNotFound、受信拒否のエラーが多い配信サーバへの
配信制限(ブロック)
・ISP側受信メールサーバの受信許容量による制限(遅延)
・不達メールの内部処理によるMTA(配信メールサーバ)の負荷増大
※上記以外にもサーバー環境やメールの配信経路の状況も関連します
メールはこのような仕掛けで配送されます
実はここが落とし穴!
送信メールクライアントや送信サーバがいくら短時間に大量のメールを送信することができるスペックを
持っていても、受信サーバが大量のメールを受け付けてくれる窓口を持っておらず遅延してしまったり、
1つのIPアドレスから短時間に大量のメールを送信してしまったが故に受信ISPや携帯キャリアから
スパムメール送信サーバと誤認識されメールが到達しなかったり・・・
なぜそんなことになるの?
メール配信の過程で、送信サーバは相手先の受信サーバに向けてセッション(道筋)を張ります。
太いセッションを大量に張り、かつ1つのセッションに大量のメールを流せば理論上は高速にメールは
届くはずです。
しかし、ISPや携帯キャリアでスパム対策が進み、このような大量セッションに大量メールを流すものは、
配信サーバ自体がスパム配信サーバとして誤認識されがちです。
また、混雑時の高速道路の料金所をイメージしてください。
どんなに広い道筋を持っていても受信サーバへの入り口が狭ければ、そこがボトルネックになるのです。